死の町

東北からの帰途、帰還困難区域である、双葉町と大熊町を
車で通った。
二輪車や歩行者は、この区間は通行不可となっている。

この約十数kmの区間には、原発事故のその後の除染作業などの人たちのみが働いている。帰還困難区域であるにもかかわらず、特に防御服のようなものは身に着けていない。

道路沿いの建物は、大震災以降、まったく人は立ち入ることが
出来ず、建物は朽ち果てるままになっており、まさにゴーストタウンとなっている。
日本の中にこんな場所があるなんて信じられない。

一度でいいから、色々な人にこの場所を見て欲しい。
なぜこんなことになったのか、これからもこのような場所が作り出される心配はないのか?
その原因となった原発を止めて、クリーンなエネルギーに置き換えようという考えにならないのか?

喉元を過ぎて、また原発を稼働させようとする考え方がまったく理解できない。

 

復興

半年ぶりに東北を回っている。
海岸沿いの町では、半年前に比べてずいぶんと新しい建物が
増えてきたように思われる。防波堤もその建設が進んでいる。

以前から思っていたが、あれだけの大津波がまたやって来る可能性があるのに、なぜ大震災以前と同じ場所にまた建設するのかが、ちょっと理解できずにいた。

漁業の人たちは、海に近いほうが良いのは理解できるが、それ以外の人たちは、もっと海から離れたところに住むべきではないかと、ずっと思っていた。

しかしながら、何度か東北を訪れるうちに、何度津波が来ようと自分が生まれ育った場所に住み続けたい、津波に負けるものかという気持ちで住み続けているんだろうなあ、と今回ふっと思った。

 

山懐 に抱かれて

田野畑村の宿の方から、
村のホールで映画があると教えていただき見てきた。
田野畑村を舞台とした、酪農家の家族のドキュメンタリー映画で、家族の強い絆と葛藤、意見の衝突などが描かれている。
上映後に、監督と主人公ご夫妻のサイン会もあり記念に頂いてきた。
とてもいい映画であった。

また田野畑村の厳しい現実も垣間見ることが出来たような気がする。

久しぶりの東北へ

このところ色々な事が続き、行こうと思いながら行けなかった東北へ、やっと明日向かう事が出来る。
東北では桜前線はちょっと前に通り過ぎたばかりなので、新緑の東北に出会えるだろうか?

各地の復興がどのくらい進んだのかも気になる。

顔なじみになった人たちと再会できるのがとても楽しみである。

また雪の八ヶ岳へ

そろそろ雪も無くなってしまいそうなので。
急に思い立ち、八ヶ岳へ行く事にした。
先日もガイドさんとも行った、何度も歩いたごく普通の北横岳へのコースなので、何の心配もなくのんびりと写真を撮りながら歩うと思う。

せっかく買ったスノーシューもまた使えればいいなあ。

せっかくなので、今日は前泊して、明日は朝早めに行動開始の予定である。

冬の富士山へ

昨日は、山で知り合った人たちと、冬の富士山を散歩して来た。
歩行時間は短かったが、地図読みの復習をしたりガスバーナーを使ったり、ツェルトでビバークごっこをしたりと、のんびり遊んで来た。

雪はわずかだが積もっていて、また空気は凛として冷たい中、10日ぶりの雪山山行となった。

今まではほとんど単独登山であったが、グループでの登山も捨てたものではない。
何の損得勘定もない同好の士は良いものである。

やはり山はいい!

フカフカの雪

今雪山を歩き終え、今日泊まる山小屋に戻って来た。
グループの登山なので、個室に入れて暖かい。
ガイドさんがいるお陰で、一人だと行けないような誰も歩いていないフカフカの雪の中を、スノーシューを着けて歩けた。
北海道育ちなのに、こんな雪は初めてである。
楽しい!
また明日も歩く予定である。

動く事が大事

今日の銀座での出来事は、本当に思わぬ再会であった。
3日前から東京に来ていて、明日には村に帰られるという方にバッタリと出会ったのは、何という邂逅だろうか。

豊洲に行く前に東銀座に立ち寄るというのは、明日の予定であったのに、たまたま他の都合の関係から今日に繰り上げたのであった。

いつも思う事であるが、自らが積極的に動くと、必ず何か得るもの、良いことがある。
たまには何か予期しない悪いことも起こるかも知れないが、たいていは良い方向の出来事だったように思う。

これからも体が動く限りは、積極的に行動を起こして行きたいと思う。

田野畑村の人に会ったせいか、無性にまた村に行きたくなって来た。

山行の様子を現地から携帯で投稿したり、日常の生活の中で撮った写真や、徒然なるままに思った事、雑感を投稿。