「山・旅行」カテゴリーアーカイブ

驚き

自宅から岩手の村まで1日で着くのは無理なので、昨日は奥州市のホテルに泊まった。

自分ではこの地には初めて来たつもりであったが、JRの水沢駅の名前を見た途端、30年位前にここに出張で来ていた記憶が突然蘇った。
そういえば、水沢市が合併などをして、奥州市という名前に変わっていたのであった。

出張先は、ここの水沢緯度観測所であった。
現在は水沢国立天文台という名前になっている。

予定にはなかったが、見学が可能だったので、2時間ほど色々と見て回った。
とても興味深く見学できた。
同じく見学に来ていた家族の大人の娘さんと一緒に、鉄のボールをぶつけ合う電子と陽電子の衝突の実験をした。
変なおじさんだと思っただろうな。

知っている人は知っているし、知らない人はまったく何のことか分からないと思うが、Z項というものを発見したのは、この観測所の明治時代の木村先生だったことを知った。

この先生の、「科学の心」という講演の時の肉声が聞けるようになっていて、ノーベル賞を受賞された本庶さんの言葉と相通じるものがあり、じっくり拝聴した。
(内容は、木村榮、Z項、で検索すると見つかります。)

大きなアンテナのそばで、メンテナンスをされている方がいたので、色々話をしていたら、、何とその方は私が勤めていた同じ会社の方であった。何という奇遇であろう。

いつもながら思うことだが、自分から動くと、期せずして新しい出会い、発見、感動、驚きなどが得られる。
これからも積極的に動きたい。

オートクルージング機能は不可欠

今日は、7時間の長時間ドライブであった。
しかしながら、オートクルージング機能のおかげで、疲れはほとんどない。

特に、アクセルとブレーキ操作が頻繁に必要な時に、オートクルージングにすると、気疲れが無くなり、安心して走れるのでとても助かる。

思えば、これも1年前の追突事故のおかげである。
追突されなければ、当分オートクルージング機能が付いた車を買うこともなく、また岩手まで頻繁に車で来ることも出来なかったと思う。

いま車は自動運転車の完成に向かってまっしぐらであるが、これが実用化されれば、寝て目が覚めたら目的地に着いているのでさらに年をとっても、いつでも好きなところに自由に行ける!

また東北へ

随分時間が空いてしまったが、日曜日からまた東北への旅に出る。

ちょうど紅葉が始まる頃らしいので、東北の村のまた別の顔が見られることを期待したい。

今回は、百名山の一つである、岩手山にも登る予定である。
頂上はかなり寒いと思われるが、前回盛岡市内から見た優美な岩手山の姿がずっと気になっていたので雪が降る前に登っておこうと思う。

筋トレ

先日ノーベル賞を受賞された本庶さんが、ゴルフのために今も毎日筋トレをされていると記者会見の席上で言われていた。

実は私も一か月ほど前から、山登りのために下半身の筋肉を重点に、筋トレを始めた。

きっかけは、8月に行った北アルプスでの敗退であった。
いつもならザックが重くても、2,3時間も歩けば、ザックの重さに体が慣れてくるはずが、丸一日たっても一向にその気配がなく、いつまでもザックの重さが体に重くのしかかっていた。

このような状態では縦走は難しいと思い、大きく予定を変更して、2日目には早々に下山してしまった。
そして、その下山の途中で、先についた右足の曲げた膝を元に戻そうとしても太腿にどうしても力が入らず、立ち上がれず、そのまま1,2mズルズルとお尻をついたまま滑り落ちてしまった。
膝が痛い訳でもなく、力が太腿からすっと抜けてしまう感覚であった。
筋肉疲労で、限界を超えていたのであろう。

普段のザックよりも重たかったというせいもあるだろうが、これまで20年間以上歩いているが、初めての経験であった。
あの時のショックは強烈であり、いまでも忘れられないし、これからも忘れることは無いだろう。それほどショックであった。

北アルプスへ向かう前日に、山のガイドさんから聞いた、「小さな危険に対し、その場でそれを認識し対応する小さな行動が必要」という言葉が途中で何度も脳裏を横切り、下山することを選択して正解だったと今も考えている。
(一昨日そのガイドさんにお会いする機会があったので、その時の事を話し、お礼を申し上げた。)

筋トレを始めて1か月ほど経ち、その間、富士山や高尾山を歩いたが、筋肉は嘘をつかないというのは、本当だと実感している。
筋肉は何歳になっても、鍛えればそれに応えてくれるという。

生涯山を歩くために、これからも筋トレは続けなければならないと考えている。

久々の城山だが

久々に高尾山経由で城山まで来たが、残念ながら、彼岸花はほとんど終わりで、あまり良くなかったとのこと。

また城山の茶屋は今日は休みのようでなめこ汁を目当てに来たのに、これも大変残念。

まあこんな日もあるだろう。
歩きの方は、かなり早く歩ける事が確認出来ただけでも良しとしよう。

久々の山行

やっと天気が回復したので、また富士山に来た。

自分だけの世界に浸れる場所である。

と思っていたら、このコースでは珍しく結構多くの人が歩いていた。
やはりこのところ天気が良くなかったので、しかも、世の中3連休らしいので、どっと繰り出したのかもしれない。

でも時折雨が降り、静かであるのは変わらない。
心が落ち着くお気に入りの場所があるのはとても嬉しい事である。

12年ぶりの邂逅

12年前に、白馬の雪渓を歩いていた時に偶然会った当時の同じ会社に勤めていた男性を、今日都内の電車の隣の車両に座っているのを見かけた。

お互いをよく知った仲ではなかったし、覚えているかも分からないので、声はかけなかった。

しかしながら、突然昔歩いた白馬の雪渓をまざまざと思い出した。つい最近家で、また白馬にでも行ってみようかなとつぶやいたばかりだった。

こんな事があるんだと、12年ぶりの邂逅に驚いた!

通勤などでは、同じ人を見かける事は、日常茶飯事であるが、今日の様な事は初めてであり驚きである。

初めて会った人と別れる時に、また機会があればどこかで会いましょうという事があるが、やはり有り得るんだ。

話は飛ぶが、江戸時代に、仇討ちのために、全国を歩き回り、何年も経ってから親の仇を探し出したという話があるが、本当なんだと思った。

これからも、昔に想っていた人などにも会う可能性があるのかなと考えると楽しくなる。

登山安全管理講座

先日受講した、登山安全管理の講義の概略を、後日のために、
備忘録としてここに掲載し、山に入る時はその都度読み返すこととしたい。

1.登山を安全に楽しむ為に
・登山は、命をかける、リスクがあるスポーツである。
・中低山の方が、難しい。(コースがはっきりしない、人が少ないなど)

.登山を趣味に、そして登山を考える
・自然への畏敬の念や厳しさを知り、大自然を舞台に山と人が関わることで、喜びや感動と素晴らしい発見と出逢いがある。
・小さな危険(足が引っかかる、バランスが悪い等)に対し、その場でそれを認識し対応する小さな行動が必要。

3.ガイド登山
・能力を越えた登山をしたがり、それが事故につながる。
・経験が長い人ほど、ガイドを利用している。
・事故は、出動件数3300件/年 うち300人以上が死亡

4.自分の為に楽しむ
SNSなどにアップして、他者にアピールする為ではなく、
自分の為に楽しむ。

5.登山に必要な事

・健康の維持と体力増進(筋力アップ) 継続すること
(普通のスクワット、四股を踏むようなスクワット、ブルガリアンスクワット、
股関節、腕立て伏せなど)
・天気、地図、地学
・登山では、我が出やすいので注意が必要

6.計画と立案
行きたい山、登りたい山が行ける山ではない。
登れる山を考える。

7.自身の登山技術・体力レベルを知る
・経験年数ではなく、生涯山を歩いた日数
1~30日 初心者
31~300日 初級者
300日以上 中級者
・岩が好き、鎖が好きは、危険。登山を理解していない証拠。アスレチックではない。
・体調の維持

8.山が決まったら
・情報収集(一般人のSNSなどではなく、山小屋、役場などから)
・2~3人のグループが良い。5人は多い。
・自分が楽しむのが大切。連れて行く形を取らない(民事の責任問題)
・装備、食料
・計画書の提出
・山行後の振り返りも重要、机上登山

9.歩き方・ステップ

・小股でフラット歩行
・静荷重、静荷動、一定のペースで歩く

10.ストック
・基本は、ストック無しで、バランス歩行を心がける。体力をつける方が大事
・雪山、大地のトレッキングには有効(推進力として使う)

11.行動水・行動食
・アイソトニック(ポカリなど)は、糖質が多い(6-7%)ので、
発汗が多い歩行時はダメ。運動前後は、OK
・ハイポトニック(Vaamなど)は、糖質が少ない(2-3%)ので、行動中に飲む
・栄養補助食品の有効活用
・高エネルギー、好きなものを

12.三角巾を使った足のトラブル対処法
・三角巾は、軽く荷物にもならず膝痛、捻挫の時に活用出来る。
・捻挫の時は、靴は脱がさないで、靴の上からしばる。(最後は、本結びでしばる。)

13.ツェルトで過ごす
体力の消耗を防ぐのに有効である。(中は暖かい)

以上、心に刻んで山を歩きます!

スズメバチの生態

今日は、三崎口の先の小網代の森でスズメバチを観察しながら、その生態について学んだ。
スズメバチは秋が一番狂暴になるとの事で、これからの山歩きにおいて特に注意が必要になる。
秋以外の時期は、直接巣を刺激したり、巣に近づき過ぎない限りはあまり心配はない事も聞き、ちょっと安心出来た。

専門の先生に色々な疑問について直接聞けて即答していただけるというのは、とても嬉しく楽しい。
いま話題のボランティアの尾畠さんではないが、自分の興味のある事を、学生気分に戻って勉強したいなあと思った1日であった。