ボランティア

020303


今朝、テレビで、ボランティアに関するとても心に残る良い番組を見た。

パソコンのボランティアではなく、重度のあるいは余命幾ばくもないような障害を持った子供たちとその家族に、喜び、楽しみ、励ましを与えるボランティアについてである。

これは、アメリカでの話である。
アメリカおよびアメリカ人の心の豊かさ、懐の深さ、思いやりの深さを感じさせる番組であった。(番組のタイトルは、「心を癒す魔法の国」となっていた。)

この組織を運営しているのはNPOであり、その代表をされている方は、自分の資産全てをなげうって広大な土地を購入し、そこに色々な企業からの寄付でテーマパーク、招待した家族のためのヴィラなどの設備を建設し、毎年米国内のみならず、全世界から、障害を持った子供とその家族を無料で招待して、苦しみを忘れ楽しい一時を過ごす機会を提供しているという。日本では決して考えられないほどの、家族に対する心配りがされている。

そこで働いている人たちも勿論全てボランティアである。ボランティア活動の保険も自分持ちである。

そこで働いている人の話で、自分は自分に無理のない範囲で出来るだけの事を、ありのままの自分を捧げていると言っていた。また、ボランティア活動においては相手への思いやりが大切だとコメントしていた。
相手への思いやりという言葉は、日本人的な感じがするが、これをアメリカ人の口から聞くと、やはりこれは人類全てに共通の感情なのだと知り、嬉しかった。

また、このNPOの代表の方が、「私は他の人のためにではなく、自分のためにこれをやっている。」と明言していた。この言葉にちょっとショック(ネガティブな意味ではなく)を受けたが、その理由は、「自分がこのような活動を行うことによって、自分自身が充実感を得ることが出来るから。」と言っていた。

ボランティア活動というものの本質を述べているような気がする。

(このNPOのHPは、http://www.gktw.org/です。英語のサイトですが、興味のある方はどうぞご覧下さい。)

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