止めて欲しいこと


女子高生の制服のミニスカートは、見ていて余りいいものではない。

階段を登るときに、下着がみえないように手で押さえている姿は、いかにも後から上がってくる人が覗き込むのを防ぐためと言わんばかりで、後から行くこちらとしては非常に不愉快である。

スカートはもともと短いのではなく、ウエストの所で何重にも折り畳んで短くしているようである。学校では、服装検査や何か行事があるときは、折り畳み部分を無くして普通の長さにしている。
中にはすらっとした日本人離れした脚線美の持ち主もいるが、ほとんどがあまりまともには見たくない足の持ち主であるにもかかわらず、羞恥心という言葉を知らないのか、皆一様にスカート丈を短くしている。

なぜ日本の若者、特に女の子は、皆同じ格好をしたがるのだろうか。最近は余り見かけなくなったが、よれよれでだぶだぶの地面に触れて汚れた白いソックスを例外なく履いていた。寒い季節になるとまた履くのであろうか。また、冬になると同じパターンのマフラーを首に巻きだすのであろうか。
私は、もし他の人が自分と同じものを着ていたりすると落ち着かなくなり、以後はそれを身に付けて外出しようという気持ちが萎えてしまう。

若い人の場合は、同じ格好をしないと仲間はずれにされるとか、流行遅れだと馬鹿にされたりするのだろうか。同じ格好にしたいのなら、学校で決められた制服や、制服の長さ、髪の色でも良いはずであるが、大人からのお仕着せに対しては、服装は自由にすべきだとか、髪の毛を染めて何故悪いとか言い出す。始末に負えない。
学校が、もし茶髪で、ルーズソックスにミニスカートを正式な服装規定にしたら、若い子達はどのような反応を示すのか非常に興味深いところである。

今日これを書くのは、今朝駅の階段を登るときに目の前にミニスカートの高校生を見かけたからである。いつも見かける風景なのに、なぜ今日書く気になったのか。
それは、その女子高生はちょうど左手をお尻の、あの大がつくものが出てくる所に手を当てていたからである。その光景は、まさにトイレに行きたいのを我慢している図であった。大袈裟に書いているのではなく、本当に一瞬そう思った。しかし、階段を登りきると左手を普通に戻し平然と歩き出したので、トイレに行きたかったわけでは無いことが分かった次第である。
まぎらわしい仕草は絶対に止めて欲しい。

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