バスの中でのちょっと不愉快な話

030605


 

随分と時間が経ってしまったが、昨年書いた雑感「バスの中でのちょっといい話 (02/09/23)」の続きとして、この雑感を書いている。

同じバスの中での話である。
その若いバスの運転手は、乗客である団体さんが、特急電車への乗り継ぎに何とか間に合うように、バスを飛ばしていた。
私は、その運転手が、必死で間に合わせようと急いでいる様子を、後ろから見ていて、いつの間にか心の内で運転手を応援していた。

雨が降り出していた事もあり、駅が近づくにつれ、車も増え、渋滞が激しくなっていた。それでも、その運転手のお陰で、バスはやっと私鉄の駅に着いた。

運転手は、車内アナウンスで、団体の人を優先して先に降ろして上げて下さい、と頼んでいた。子供達は、父兄や先生らしき人にせかされて、蜘蛛の子を散らすように、前や後ろの降車口から駆け下りると、駅に向かって一目散に駆けて行った。

子供達が降りている最中に、その団体の父兄か付き添いの先生かは分からないが、大人の男性が、バスの前の乗車口から入ってきて、急いでくれた事へのお礼も言わず、団体の人の運賃をまとめてバスのカードで支払おうとしていた。しかし、そのカードを通す機械は、ある人数分以上の支払いが出来ないらしく、運転手も、運賃の計算をしたりして、ちょっともたついていた。

そのうち、その大人の男性は、時間がないと言って怒りだし、カードが3,4枚あるので、それを全部置いていくと運転手に言っていた。
そうこうしているうちに、私もバスから降りてしまい、どのように決着したのかは、見届ける事は出来なかった。

私が電車のホームに降り立った時には、団体の人達は全員揃っていたようで、ちょうどその時に、彼等が乗る特急がホームに滑りこんで来た。

私は、あの運転手の努力が報われて良かったと思うと同時に、あの付き添いの大人の男性の運転手に対する態度に、いささか白けた気持になっていた。

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