020114
このタイトルは、今朝の新聞に載っていた、シンガーソングライターのイルカさんの言葉である。
「年上の人だけでなく、年下だったり、子供だったり、どんな人からもたくさん学べる。」と書いている。また、彼女はいま色々な分野についての勉強会に参加しているそうで、「学ぶ楽しさを感じている。学ぶって、本当はワクワク、ドキドキするものだったのですね。」とも書いている。 私は、最近はボランティアでパソコンの講師役になったりしてはいるが、別のところでも書いたように、私は教えるとは思っておらず、自分が教わっていると感じている。私が講師を務める相手は私よりも年輩の方が多いが、それらの方々からも、別のことを教わることが出来る。それは、自分の教え方についてだったり、私がやっていないやり方をその方がご存じだったりする。その他、色々な考え方があることも学ぶことが出来る。 学ぶ楽しさについては、イルカさんが書いている通りだと思う。私も色々なところで、その事を感じている。 随分と前になるが、毎年夏頃に、ある大学で宇宙論についての公開講座があり、何年間か通ったことがあった。高校生くらいからかなりの年輩の方々も受講していた。しかし、講義を理解するには大学の物理程度の知識が要求される話が多く、久しぶりに学生気分に浸ることが出来た。 講義の内容は、私が興味を持っていた宇宙の起源についての話で、相対性理論や素粒子論なども出てきて毎回ぞくぞくとするような興奮を覚えながら講義を聴いていた。 自分が、実際に学生だった頃には、そんな興奮を覚えながら授業を聞いていたことは一度もなかった。 大学卒業後、十数年近くも経ってから、まさに「学ぶ楽しさを感じている。学ぶって、本当はワクワク、ドキドキするものだったのですね。」だった。 その時は、心底学生時代に戻りたいと思った。 |