030718
幸運の女神から素晴らしいプレゼントを頂いた。
私が、以前から一度は聞きたいと思っていたフジ子・ヘミングのコンサートに、まさに私の誕生日のその日に聴きに行くことが出来た。 この日のコンサートは、オーケストラとの共演であったが、アンコールで、リストのラ・カンパネラを弾きますとフジ子・ヘミングが言った時は、思わずやったと口走ってしまった。ソロでの演奏だった。 弾き始めると同時に、背中がぞくぞくし鳥肌が立って来た。まさに、安野光雅の絵を初めて間近に鑑賞したときと同じだった。 フジ子・ヘミングの演奏は、いつ聴いてもいつも私の心の奥深くまで入り込んでくる。 フジ子・ヘミングのアンコールの演奏が終わり、退場する際に、観客席からフジ子・ヘミングに声がかかった。彼女もにこやかに手を振っていた。クラシックコンサートでは、珍しいことではないだろうか。それほど彼女の人気の高さを物語っているように思われた。 彼女の聴力が完全に失われてしまわないかとても気掛かりであるが、これからもまだまだ健康で末永く私たち聴衆に音楽の素晴らしさを伝えて欲しいと思う。 今日の素晴らしい誕生日プレゼントを与えてくれた、素敵な女神に心から感謝したい。 |