午後2時46分、会社で仕事中に、それは突然やって来た。
それも長い時間続いた。
その後余震が来たので、階段を使用し、建物の外に非難。
大きな余震はおさまったようだが、携帯のワンセグには東北地方の
信じられないような光景が映し出されていた。
携帯の電話は通じず、メールで家族全員の安否を確認するまで
1時間以上かかった。
首都圏の鉄道は全てストップしたとのニュースがあったので、バスで
帰宅を考え、JR五反田駅でバスを1時間ほど待ち、渋谷駅へ。
バスの中では、他の客が、渋谷では、数万人がバスを待っていると話を
していたので、その時点でこの日のうちの帰宅を半分あきらめた。
バスの隣の席に、6ヶ月の赤ちゃんを連れた若いお母さんが乳母車と
手荷物を持って乗り込んできた。あまりの混雑で、そのお母さんの
手荷物を私のカバンの上に乗せ、乳母車も私が支えて、1時間半後に
渋谷に到着。
他の乗客とともに、そのお母さんが乗るバス停まで、一緒に付き添う。
さあ、次は自分の心配。 帰宅難民となるか?
漫画喫茶やカプセルホテルを当たるも、全て満席。
某大学が避難所として提供されているとのことで、そちらに向かう。
途中、2,3個所コンビニに寄ったが、パンやおにぎりは全て売り切れ。
かろうじて、小さな袋のお菓子をゲット。
大学の体育館?には、すでに多くの人が避難していた。(写真)
大学では、ホッカイロと防風シートをゲットしたが、そこの職員から
半蔵門線が動き出したとのことで、表参道駅に向かう。
しかし、実際にはまだ動いておらず、駅の通路に新聞を敷いて、
長期戦の構え。他にも沢山の帰宅途中の人が。
夜10時半過ぎに、電車が動き出した。
翌日の1時過ぎに、やっと中央林間駅にたどり着き、迎えに来た息子の車で、2時頃に帰宅。