半年ぶりに東北を回っている。
海岸沿いの町では、半年前に比べてずいぶんと新しい建物が
増えてきたように思われる。防波堤もその建設が進んでいる。
以前から思っていたが、あれだけの大津波がまたやって来る可能性があるのに、なぜ大震災以前と同じ場所にまた建設するのかが、ちょっと理解できずにいた。
漁業の人たちは、海に近いほうが良いのは理解できるが、それ以外の人たちは、もっと海から離れたところに住むべきではないかと、ずっと思っていた。
しかしながら、何度か東北を訪れるうちに、何度津波が来ようと自分が生まれ育った場所に住み続けたい、津波に負けるものかという気持ちで住み続けているんだろうなあ、と今回ふっと思った。