丹沢のある場所への下見として、登山口がある道志まで行ったが、着いた時間が遅くなり、色々不安要素もあり、半ばほどまで行ったが途中で引き返した。
この日は、車で家を出て、30分ほど行った先の交差点で、白人が運転する乗用車とオートバイの衝突事故直後の現場に遭遇してしまった。私が交差点に差し掛かったときには、すでにヘルメットを被った男性?がまったく動かない状態で横たわっていた。私が狭い交差点をすり抜けようとしたときに、車の頭を大きな溝に突っ込んだ状態の車から、男性がよろよろとしながら出て来た。私と男性の目が合った。
助けを求めている顔つきであり、先日の八ヶ岳での事故を思い出し、救助作業をしなければと思ったが、その事故現場は狭い交差点で、しかもそのすぐ先にも交差点があり、車を寄せる場所は全くなく、後続の車もあったため、その場を走り去るしかなかった。
運転していても、しばらくその男性の顔が頭から離れなかった。途中昼食用にコンビニで買い物をするのも忘れた。山を歩き出してからも、最近はあまり怖くなくなった丸太橋を渡る時も、途中で怖くなり橋の真ん中でしばらく足が止まったり、普段ならなんということのないザレ場が怖くなり、体がふらついて落ちそうになったり、なんかいつも違うなぁという感じであった。
このまま進むと事故が起きそうだと思い、また時間的に遅くなっていたので、先に進むのを断念した。
下山中は、太ももが痛くゆっくりと歩くはめになり、判断は正しかったのかなと思っている。