クリスマスイブの日の、フジコヘミングさんのコンサートのチケットが取れ、久しぶりに堪能することが出来た。
フジコヘミングさんのピアノ演奏を生で聴くのは、3回目か4回目だろうか? いつ聴いても私の体になじむ感じがする。
音と音が途切れず、つながりがなめらかに繋がっていて、他の演奏家とは違うような気がして、心地よい音になっている。
しかしながら、何とはなしにひと頃のフジコヘミングさんの曲調とは違う感じもした。ちょっと力強さがなくなった感じである。
でも、その時気が付いたのは、フジコヘミングさんの年齢である。調べてみると、この12月になんと90歳である。
90歳であの激しい曲が弾けることに、今度は驚いた。また、こんなに長年ピアノを弾く人であっても、コンサート前日の夜遅くまで練習をしていたと話していた。
手足にしびれがあり、かなり辛そうに歩かれていたが、高いチケットを購入して集まってくれるお客さんに申し訳ないからと、かなり無理を押しての演奏だったらしい。
この日は、こちらが元気をもらい、自分ももっともっと頑張らなければと思わせて頂いたコンサートであった。
いつまでもお元気で演奏を続けて下さい。