今日は、外出自粛解除、他県への移動も緩和されたので
奥多摩へ、岩稜歩行の講習を受けに出かけた。
やはり山の中を歩くのは気持ちが良い。
梅雨の晴れ間で、暑くもなく、天気も良く、見晴らしも良かった。
今日は、岩稜歩行ということで、いままでの30年近い山歴の中でも、経験したことのないほぼ垂直に近い、一番難しい岩場での講習であった。
ザイルが無ければ怖くて絶対に登らないようなところを、ザイルや鎖を一切頼りにせず、最初は、ザックは背負わず、少し慣れたら、ザックを背負っての登り降りを繰り返す。
しかし、何度か繰り返すうちに、恐怖は少なくなって行くのが分かる。
他のもっと傾斜が緩い岩場を見ると、簡単そうだなと思うようになるから不思議である。
やはり、何事も慣れはとても大事だなあと思う。
いままでに経験したことのないような厳しい岩場を、ザイルがあるという安心感を持って歩くのと、無しで歩くのでは精神的にまったく異なるが、慎重に行けば歩けるんだという自信も少しは生まれる。
これからもしばらくは、あちこちの山を歩くだろうが、通常の登山ルートにおいては、こんな難しい岩場は、ほぼ皆無だと思うので、より安心感を持って自信を持って歩けるだろう
という期待が生まれる。
今日は、私の今後の残り少ない山人生にとって、非常に為になる講習であった。