コロナ禍中の登山

コロナ禍の中、登山においても、いろいろと登山様式が変化している。

登山中は、今まではグループで歩くときは、前後の人との間隔は、1m程度であったが、いまは山岳界では、4mとの基準が示されている。
4mという距離は、結構大きい間隔で、お互い話もあまりできない。
また、登山による事故対応で、医療体制をひっ迫させないように、自分の登山の技量レベルよりも、1段低いところを歩くことも求められている。

山小屋などにおいても、街中と同様にアルコールによる消毒はもちろんソーシャルディスタンスがとられている。

いままでに比べて、不便なこともあるが、快適なこともあった。
それは、ソーシャルディスタンスを確保するために、山小屋の宿泊客の人数が制限され、いままでであれば、盛夏の最中であれば、一畳の畳に2人が寝るなんて当たり前であったが、いまはそれが大きく変わりとても伸び伸びと横になれた。

この日の山小屋では、20人部屋に、宿泊したのは合計5名であった。

しかしながら、山小屋の経営を考えると、お客さんの数が激減し、大変な状況だろうと思う。

一日も早くワクチンが開発され、ウイルスを気にせずに生活が出来ることを願うばかりである。

涼しい夏!

今年は、例年に無いような猛暑が続いているが、
私は、梅雨明け早々に北アルプスに行き、一週間ほど寒いくらいの涼しさを満喫できた。

上高地、横尾、槍沢を歩き、さらに予定に無かった白馬の大雪渓、八方尾根、八ヶ岳も歩いて来た。

しかしながら、3日間連続で雨に降られ、それほど激しくはなかったが、風邪をひくかと思われるほどの涼しさであった。

白馬の大雪渓は、地元の人に聞くと、ここ数年その大きさ(長さ)が後退しているとのことであった。大雨などの影響によるとのことだった。温暖化なども影響しているのだろう。
いままでは、白馬尻小屋の辺りまで雪渓の末端があったのが、歩いて30分以上上まで行かないと、雪渓の末端に辿り着けなかった。

八方尾根では、ゴンドラやリフトなどで、一気に涼しい場所に
瞬間移動が出来る。暑い夏を避けるには、手軽で良いところであった。