新たな出会い

宿で、県の職員の方とお話をする機会があった。
その方は、震災後に復興活動に活躍され、現在は県の防災の関係の業務にかかわっているとのことであった。
また、それ以外にも、震災で避難した時に、避難所でペットと共に過ごせた人はわずかだったという教訓から、ペットと同伴での避難訓練を行ったり、被災した犬を保護し、一時預かり、里親探しなどを行っているNPOの活動にも携わっているとのことであった。

また私と同じように、作家吉村昭についても、少なからず関係しており、私と同じように、津村節子さんにも手紙を渡したりと、私と同じようなことをされていた。

ボランティア活動(復興支援?)

今回は、宿の方に、パソコンを教える機会を得た。
日々の仕事で困っているとのことで、パソコンが使えるようになれば、とても助かるとおっしゃっていた。

まずは、キー操作がスムーズに出来るように、私が大昔練習した方法を教えた。私の娘にも教えた方法であり、一週間で必ず効果が出ると期待している。

エクセルが使えるようになるのが、当面の目標であるが、教える時間が限られているので、最低限の使い方を説明した。
あとは宿題を渡して、テキストを見ながら自習していただこうと思う。
また次に村を訪れる時に、進度を見るのが楽しみである。

昨年来ここ東北に来る時に、何らかの形で復興支援につながる事が出来ないかと思い続けていたが、パソコンを教えてそれが村の人にとって役立つのであれば、それも復興支援と思いたい。

以前からボランティアで、パソコンを教えて来たが、今回は自分にとって、もっとも嬉しいボランティア活動である。
これからもこの活動が、継続、拡大出来れば、ますますこの村に
来ることが楽しみになるだろう。

たまたま昨日のテレビで、最新の研究で、寝たきりにならないためには、運動だけでなく、それ以上に、人とのつながりがより重要であるとの驚くべき結果が出たと言っていた。

山歩きとボランティア活動を生涯続けたいと思う。

まったりとした一日

村の宿で、八戸から来たという方と一緒になった。
その方は、中学生の時に遠足でここに来て以来、魅せられて30年位
この村に通っているとのこと。
いまでは、ご家族も年に数回一緒に宿泊もされているとのこと。

でもその方は、この村に来ても、宿の食堂でただ座って数時間を
過ごすことが多いという。また宿のご主人とも長話をして、
帰っていくという。

そんな人もいるんだなあと思ったが、翌朝の客は私一人だったが
気が付いてみると、私も朝食後、室内を通り抜けるさわやかな風に
身を任せながら、飽くことなくぼんやりと外を眺めている自分に気が付いた。

ああ、これなんだと思った。