久しぶりに、ピアノとバイオリンの生演奏を聴く機会があった。
私が所属しているボランティアの会の、メンバーの方がお住まいの所でのコンサートだった。メンバー7,8名が押しかけ、非常に贅沢な至福の一時を過ごさせて頂いた。
曲目はいわゆる名曲と言われる選曲で、クラッシックと日本の曲をそれぞれ5曲ほどずつの演奏だった。激しい曲や心に染み入る曲を織り交ぜ、飽きることなく聞き入ることが出来た。演奏者との距離も数mなので、弓が弦に触れる音までが全て耳に入ってくる。日本の曲も、バイオリンで聴くとひと味もふた味も違う良さが引き出されるような気がした。
曲の合間にはバイオリンの歴史や曲の紹介のお喋りも交え、とても和やかなミニコンサートであった。最後には、ピアノとバイオリンの演奏に合わせ、皆で日本の曲を歌ったりもした。
やはり、生の演奏というのはレコードやCDでは味わえない素晴らしさがあり、演奏者の気持ちがストレートに聞く人に伝わってくる。バイオリンの歴史は400年と言っていたが、やはりそれだけの価値はある音だと、素人ながらに思った。
今はIT不況や米国同時多発テロ事件などで殺伐として、いい音楽を聴くゆとりは無いのかも知れないが、こんな時にこそ心休まる名曲を聴き、精神的なゆとりと心豊かな気持ちを是非持ちたいものである。
|