小さな命 (01/12/02)



我が家では、熱帯魚を飼っている。
ネオンテトラなど、どれもせいぜい体長3,4cm位の小さな魚ばかりである。私は、あまり大きな魚は好きではなく、以前もメダカだけを飼っていた時もあった。花の場合も、パンジーの様な小さなのが好きである。

熱帯魚は、ここしばらくはどれも元気で泳いでいたのだが、5日前から一匹の熱帯魚が水槽の底に沈んで、横になっていた。しばらく動いていなかったので、死んだのかと思い、水槽に手を突っ込んで取り出そうとしたら動き出したので、そのままにしておいた。2日目の夜に、もう死んでしまっただろうと思い、手を突っ込むとまた動き出した。そんな事を繰り返し、今日ですでに5日が経った。今までの場合は、2日目には死んでしまうことが多かったが、この熱帯魚は、エサも全く食べずに5日間も生き続けている。

こんな小さな命が、一生懸命生き続けようとしているのかと思うと、ジーンと来てしまった。犬や猫なら、動物病院へ連れて行くという手もあるが、外見上全く異常がない熱帯魚の場合はただ見ているしかない。

その熱帯魚を見ながら、思わず心の中で「がんばれ。」と励ました。
たかが魚と思われるかも知れないが、同じ命である。それは、犬や猫などのペットと同じである。愛する犬や猫に死なれて、とても悲しい思いをした人はたくさんいると思う。

以前飼っていたハムスターが死んだ時は、家族中で泣き、通夜もどきの葬式をして、巣箱として作った木の箱にハムスターを納め、食べ物もたくさん入れ、狭い庭の片隅に埋めてあげた。皆で手も合わせ、しばらくは花や水もあげていた。それ以来、死んでしまった熱帯魚もその近くに埋めている。

あと、一日、二日の命かもしれないが、頑張れ。

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