松本市(燕岳・槍ケ岳山行) (01/08/14)



今回の山行で、初めて松本市を訪れた。最近人口を20万人を超えたとのことだった。

ある店で聞いたところ、市内の観光名所は松本城と旧開智小学校の2カ所くらいで、やはり松本市は、登山の街であると言っていた。街並みもどことなくほかの街とは違って、駅前には観光客、登山者を迎える入れるような雰囲気を漂わせている。軽井沢などの保養地と似た趣である。

駅前には大きなザックを入れるコインロッカーも整備されている。また街の中を大きなザックを背負って歩いていても、街を行く人はジロジロと見ることも無く、見慣れた光景のようであった。食事の為に通路に置いたザックが、通行の邪魔になっていても、特に不快そうな顔も見せない。登山者に対して非常に寛容な街であると感じられた。

駅前のコーヒーショップでコーヒーを飲みながら窓の外を眺めていると、大きなザックを背負った若者が何人も行き交い、大げさかもしれないが、まるで登山の前進基地に来たという感じで、「いよいよ明日初めての北アルプスに登るんだ」という高揚した気持ちを抑えることが出来なかった。
夜になるといつの間にか、駅前には寝袋を並べて体を横たえている登山客のグループが集まって来ていて、いやが上にも気持ちをその気にさせてくれた。

是非、また来たいと思った街であった。

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