サウナ(燕岳・槍ケ岳山行) (01/08/14)



夜行列車で登山口まで来て、そのまま寝不足の状態で山に登るという話を良く聞くが、今回の山行ではそれを避けようと思い、松本市の駅前にあるサウナで夜を明かすことを思いついた。

駅前から歩いて2,3分のところなので、翌早朝の電車の時間の心配も要らない。店の人も登山客の受け入れは心得ており、ザックの置く場所も決まっているようである。店の中には、4,50人は優に入れる休憩室や、やはり同じ広さの仮眠室があり、横になって体を休めることが出来る。軽食も摂ることは出来るが、外で自分の好きな物を食べてから、サウナに向かえばよい。ただ、残念ながら、この店は男性客のみであり、女性は入れない。

おかげで、登山初日は眠たくなることも無く、快調に予定の山小屋まで向かうことが出来た。中には、眠たいと言いながら歩いている人たちも何人かいた。危険なコースが無いから良いようなもの、特に中高年はその様な強行軍は控えたいものである。

山を下りて来て、時間的には自宅に帰ることも可能であったが、汗を流したいのと足の裏が痛くてこれ以上歩くのが苦痛だったため、またサウナを利用した。
山を始めてから今まで足の裏にマメが出来た事はなかったが、靴下が今まで履いたことの無いものだったせいだろうか、両足に合計8つほど出来ていた。
槍沢から上高地までの林道歩きは苦痛以外のなにものでもなかった。ただでさえ、林道歩きは嫌われるのに、足が痛い状態で歩くのであるからなお更である。

サウナでは、汗を流してからマメをつぶしにかかった。あいにく針が無かったので、サウナの店員さんにお願いして貸して頂いた。その他にも針の先を焼く火はあるかとか、ティッシュはとか、塗り薬はと色々親切に気を使っていただき感謝している。
おかげで、だいぶん歩行が楽になり、何とか家までたどり着いた。

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