満員電車 (01/06/07)



今日は夕方になってから非常に激しい雷雨となり、電車が徐行運転をしているらしく、会社を出て駅に着いてみると沢山の人がホームで電車待ちをしていた。

この蒸し暑いのに、超満員の電車に詰め込まれる事を思うとうんざりした。 しかし、最初の電車が来てもすでにぎゅうぎゅう詰めになっており、ホームで待っている人の半分位しか乗ることが出来なかった。私も、乗れなかったが、風が冷たくなりうっすらとかいた汗を鎮めるのにちょうど良いと思い、本を読みながら次の電車を待った。しかし、結局次の電車も超満員で乗れなかった。仕事で疲れた体を、無理矢理電車に乗り込ませていった人たちを見ると、感心してしまう。

そこで、反対側の上りの電車に乗って、終点まで行き折り返してそのまま電車に乗って来ることにした。上りの電車はいつものことながら、夜はがら空きである。 上りの電車を利用する人と、下りの電車を利用する人は料金に差をつけるべきだといつも思うが、おかげでゆったりとシートに座りながら本を読むことが出来る。 終点まで行って更に折り返して来るので、ずっと座ったままで読書に集中でき、しかも人が少ないので、電車の中はひんやりとする位クーラーが効き、快適な読書の時間を持つことが出来た。

いつも利用する駅では、もうすでに乗り込んでくる乗客も少なくなっており、混雑はとっくに終わったようであったが、おかげで今日はずっとすいた電車に乗って帰宅することが出来た。たまには、こんな遠回りも良いと思う。

当然の事ながら、帰宅までの時間はいつもより余計にかかったが、おかげで今日は99冊目の吉村 昭の本を読み終えることが出来た。
記念すべき100冊目の本は、「魚影の群」になりそうである。

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