驚き

自宅から岩手の村まで1日で着くのは無理なので、昨日は奥州市のホテルに泊まった。

自分ではこの地には初めて来たつもりであったが、JRの水沢駅の名前を見た途端、30年位前にここに出張で来ていた記憶が突然蘇った。
そういえば、水沢市が合併などをして、奥州市という名前に変わっていたのであった。

出張先は、ここの水沢緯度観測所であった。
現在は水沢国立天文台という名前になっている。

予定にはなかったが、見学が可能だったので、2時間ほど色々と見て回った。
とても興味深く見学できた。
同じく見学に来ていた家族の大人の娘さんと一緒に、鉄のボールをぶつけ合う電子と陽電子の衝突の実験をした。
変なおじさんだと思っただろうな。

知っている人は知っているし、知らない人はまったく何のことか分からないと思うが、Z項というものを発見したのは、この観測所の明治時代の木村先生だったことを知った。

この先生の、「科学の心」という講演の時の肉声が聞けるようになっていて、ノーベル賞を受賞された本庶さんの言葉と相通じるものがあり、じっくり拝聴した。
(内容は、木村榮、Z項、で検索すると見つかります。)

大きなアンテナのそばで、メンテナンスをされている方がいたので、色々話をしていたら、、何とその方は私が勤めていた同じ会社の方であった。何という奇遇であろう。

いつもながら思うことだが、自分から動くと、期せずして新しい出会い、発見、感動、驚きなどが得られる。
これからも積極的に動きたい。