登山安全管理講座

先日受講した、登山安全管理の講義の概略を、後日のために、
備忘録としてここに掲載し、山に入る時はその都度読み返すこととしたい。

1.登山を安全に楽しむ為に
・登山は、命をかける、リスクがあるスポーツである。
・中低山の方が、難しい。(コースがはっきりしない、人が少ないなど)

.登山を趣味に、そして登山を考える
・自然への畏敬の念や厳しさを知り、大自然を舞台に山と人が関わることで、喜びや感動と素晴らしい発見と出逢いがある。
・小さな危険(足が引っかかる、バランスが悪い等)に対し、その場でそれを認識し対応する小さな行動が必要。

3.ガイド登山
・能力を越えた登山をしたがり、それが事故につながる。
・経験が長い人ほど、ガイドを利用している。
・事故は、出動件数3300件/年 うち300人以上が死亡

4.自分の為に楽しむ
SNSなどにアップして、他者にアピールする為ではなく、
自分の為に楽しむ。

5.登山に必要な事

・健康の維持と体力増進(筋力アップ) 継続すること
(普通のスクワット、四股を踏むようなスクワット、ブルガリアンスクワット、
股関節、腕立て伏せなど)
・天気、地図、地学
・登山では、我が出やすいので注意が必要

6.計画と立案
行きたい山、登りたい山が行ける山ではない。
登れる山を考える。

7.自身の登山技術・体力レベルを知る
・経験年数ではなく、生涯山を歩いた日数
1~30日 初心者
31~300日 初級者
300日以上 中級者
・岩が好き、鎖が好きは、危険。登山を理解していない証拠。アスレチックではない。
・体調の維持

8.山が決まったら
・情報収集(一般人のSNSなどではなく、山小屋、役場などから)
・2~3人のグループが良い。5人は多い。
・自分が楽しむのが大切。連れて行く形を取らない(民事の責任問題)
・装備、食料
・計画書の提出
・山行後の振り返りも重要、机上登山

9.歩き方・ステップ

・小股でフラット歩行
・静荷重、静荷動、一定のペースで歩く

10.ストック
・基本は、ストック無しで、バランス歩行を心がける。体力をつける方が大事
・雪山、大地のトレッキングには有効(推進力として使う)

11.行動水・行動食
・アイソトニック(ポカリなど)は、糖質が多い(6-7%)ので、
発汗が多い歩行時はダメ。運動前後は、OK
・ハイポトニック(Vaamなど)は、糖質が少ない(2-3%)ので、行動中に飲む
・栄養補助食品の有効活用
・高エネルギー、好きなものを

12.三角巾を使った足のトラブル対処法
・三角巾は、軽く荷物にもならず膝痛、捻挫の時に活用出来る。
・捻挫の時は、靴は脱がさないで、靴の上からしばる。(最後は、本結びでしばる。)

13.ツェルトで過ごす
体力の消耗を防ぐのに有効である。(中は暖かい)

以上、心に刻んで山を歩きます!

スズメバチの生態

今日は、三崎口の先の小網代の森でスズメバチを観察しながら、その生態について学んだ。
スズメバチは秋が一番狂暴になるとの事で、これからの山歩きにおいて特に注意が必要になる。
秋以外の時期は、直接巣を刺激したり、巣に近づき過ぎない限りはあまり心配はない事も聞き、ちょっと安心出来た。

専門の先生に色々な疑問について直接聞けて即答していただけるというのは、とても嬉しく楽しい。
いま話題のボランティアの尾畠さんではないが、自分の興味のある事を、学生気分に戻って勉強したいなあと思った1日であった。

散策

結局、馬籠宿の散策に5時間かかった。
火災で全てが消失してしまった宿場町だがどこか懐かしい場所であった。
色々歴史を楽しく、興味深く勉強が出来た。

江戸時代の事に思いを馳せながら、カメラを持って歩き回ると何時間あっても時間が足りないくらいである。

馬籠宿へ

今回は登山計画が早めに終わってしまったのでちょっと足を伸ばして、馬籠宿に行くことにした。

以前から行ってみたいところだったのでカメラを持ってのんびりと散策しよう。

結局帰宅は当初の計画通りになる。

また上高地へ

昨日下山して一晩が明けたが、足の筋肉はちょっと痛いが、スッキリと起きられる。
ここ数日は山を歩いた後に疲れで眠たくなる事が無かった。

これも山での綺麗な酸素を沢山体に取り入れているおかげだろうか。

体調が良いと、昨日までの苦しさも忘れて槍ヶ岳直下の天狗池にまた挑戦をしたくなる。
今度は秋の紅葉時期の逆さ槍ヶ岳の 写真を撮ってみたい。

感謝の気持ち その2

下山後に溜まりに溜まった洗濯物で、車の中があまりにも臭いので、松本のコインランドリーで洗濯をした。
説明を見てもやり方が非常に難しく、間違って操作し1回目はお金を無駄にしてしまい、2回目にはちゃんと動かすことが出来て、洗濯物を畳んでいた。

その時に50近い女性が、私と同様に説明を見て戸惑っていたので、私がお金は崩して硬貨でなければダメとか、お金の入れるタイミング、蓋の締め方、ボタンの押すタイミングなどを全て教えてあげた。

その最中に、その女性の知人が入ってきて、その人に、これは中温で良いよねとか色々話していたが、私がまだそばで洗濯物を畳んでいたのに私には何の一言も、会釈もなくその知人の女性と一緒に店を出て行った。

たまたまその女性と話していたために礼を言うのを忘れたのかも知れないが、私は唖然としてしまった。

別にお礼を言って欲しくて、助けてあげた訳ではないが、助けて上げたことによって、非常に不愉快な気持ちにさせられた。
今の世の中、誰かが困っていても助けて上げなければ良いのかも知れない。

でも見ていられなくて、また助けてしまうだろう。
そしてまた釈然としない気持ちになるのだろうか。

横尾まで下る

逆さ槍ヶ岳が写るという天狗池までの誘惑を振りほどき、横尾まで下りてきた。後は林道をひたすら歩くだけ。

目の前の穂高が素晴らしい。
台風もそれたようで、きっと天狗池にも素晴らしい槍ヶ岳が写っている事だろう。
次回のお楽しみに取っておこう。

小さな危険

山に入る前に、登山安全講習を受けたが、今回の自分には非常に役立っていると思う。

講習で「最初の小さな危険に注意」と言われたが、今回はどうもいつもの体調と違っている。
言われた事を何度も思い出し、当初の登山計画を大幅に変更した。

たまたま出発の前日の講習であったが、偶然に感謝するとともに
何事も学ぶ事は大切だと痛感した。

このまま無事下山が出来るようにしなければ。